久しぶりにブログを書く。
吐き出さないと、やりきれない思いがある。
後日、見返したときに今の状況がわかるように載せておく。
現在は「新型コロナの第2波」が来ている状況だ。
国内感染1300人超 1日の最多更新、勢い止まらず―東京367人・新型コロナ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020073000765&g=soc
今年1,2月頃から感染拡大しはじめた新型コロナウイルス。
緊急事態宣言や不要不急の外出自粛要請の甲斐あってか一時は収束しはじめたかに見えたが、再び感染者数が増えている。というよりも、急増している。これは完全に第2波だと思っている。
それに伴い、飲食店は厳しい対応を迫られている。
東京都、飲食店に営業時間短縮再び要請へ 感染急増
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62073060Q0A730C2MM0000/
僕が以前住んでいた恵比寿では既に閉店ラッシュがはじまっているようだ。
恵比寿新聞のツイッターで駅前の吉兆という町中華がなくなったことを知った。10年間で何度お世話になったことか、夫婦2人でもよく行った。
厳しいのは飲食店だけではない。
失業者数も軒並み増え続けている。
コロナの解雇・雇い止め4万人超、1カ月で1万人増
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62071160Q0A730C2MM0000/?n_cid=SNSTW001
このまま自粛ムードで経済活動を後回しにしていけば、多くの企業がつぶれ、失業者数が増えることは目に見えている。
これは素人考えだが、僕個人としては、福岡市の高島市長があげていた方針「濃厚接触者を徹底チェイスして無症状感染者を可視化/隔離することで重症者を増やさない/よって医療崩壊も起こさない」というものが効果的だと思う。そして実際に福岡市は、感染者数は検査数の増加に伴い増えているものの、重症者は増えていない。
東京はこれだけ感染者が増えてしまったので難しいのかもしれないが。
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ここからがこのブログの本題だ。
世の中が大変厳しい状況の中でもありがたいことに、僕のメインの仕事は「企業取材→記事・資料作成」なので、取材はZOOMやGoogleMeetsを使ったオンラインに切り替わるという変化はあったものの、そんなに大きな影響は受けていない。むしろ最近また増えていっている。
企業が在宅勤務になっても、新サービスや既存商品などの広告・PRは絶対になくならないので、それに付随して「取材して、広く伝える」という行為もなくならないからだ。
そんな状況に対して、コロナの感染がはじまった当初、僕は「オンラインでできる仕事で本当によかった」と思っていた。
妻も同様にオンラインでできる仕事なので、「ラッキーだね」なんて言っていた。
この頃はまだ本当にお気楽だったと思う。3、4月の話だ。
でも、現在(7月30日)は心境に大きな変化が生まれている。
自分の仕事がうまくいってればいい、オンラインで食べられればそれでいい――いや、そんなのちっとも良くない、と気づいてしまったのだ。
大好きだった飲食店がなくなっていく。これだけでも心のダメージが大きい。
だって、人間は仕事するためだけに生きているわけじゃないのだから。
一所懸命働いて、好きな仲間や家族と飲食店に行って、お互いをねぎらったり、くだらない話をして笑いあう。
こんな以前は当たり前だったことが、じつは人生にとってとても大きな意味をもっていたと改めて気づかされた。今も飲みに行っている人がいると思うが、僕は2歳の小さな息子がいることもあり、飲食店には怖くていけない。
オンラインには絶対にできない仕事もたくさんある。
対コロナの最大の功労者の方たちである医療従事者のみなさんの仕事もそうだし、僕らがいつも大変お世話になっている水光熱鉄道などのインフラ関係の仕事もそうだし、今回急増したという配達系のお仕事もそうだ。
だから「みんなオンラインにすればいいのに」「変化するチャンスだ」なんて言葉は戯言だ。
そうはできない仕事はたくさんあって、その恩恵をたくさん受けているのだから。
こうやって世界がリアルに変わっていくと、今までの「人生のベース、基盤」みたいなものがガラガラと崩れていく感じがする。
そこから強制的に生み出されるものが「新しい行動様式」「ニューノーマル」なのかもしれないが、僕はそんなに簡単に順応することはできない。だから最近ずっと心の底が落ち着かない。
誠実に、一所懸命仕事をしている人たちの企業や飲食店がつぶれてしまったら、より一層「人生っていったい何なんだろう」と落ち込むと思う。恵比寿のあの店だけはつぶれてほしくない。
暗いまま今回のブログは終わる。だって僕も、世の中も、今は本当に暗いもの。
はぁ、、コロナが憎い。
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