オリジナル書き下ろし電子書籍
『格闘家のセカンドキャリア論』
新田明臣 著 を刊行しました!
弊社、代官山ブックスの電子書籍オリジナルコンテンツ第一弾として、キックボクシング元世界チャンピオンで、現在は多くの有名芸能人やミュージシャンが通う恵比寿の人気ジム「BungelingBay バンゲリングベイ」を経営する新田明臣さんの初の“書き下ろし”著書『格闘家のセカンドキャリア論』を電子書籍で刊行しました。
約1年前にスタートしたこの企画。
何度も練り直し、書き直し、ようやく出版の日を迎えることができました。大変ご多忙の中、新田さんには本当にありがとうございました!
素敵な表紙デザインをつくってくださった、矢野 恵司 (矢野恵司) さんも、ありがとうございました!
■本書「はじめに」より一部抜粋
「セカンドキャリアを充実させるためには現役時代の実績が大切だ」
アスリートが現役を引退した後の「第2の人生」=「セカンドキャリア」について語る際、多くの人がこのようなことを口にします。
この言葉は本当に正しいのでしょうか?
僕は1993年、19歳の頃からプロのキックボクサーとしてリングに上がり、約16年間の現役生活の間に2度の世界王者と3度の日本王者のタイトルを掴むことができました。プロキックボクサーとしての実績はあるほうだと思います。
しかし、僕がセカンドキャリアとして選択したジム経営では、「2千万円の借金」を背負い、一時期はジムを潰すことも覚悟するなど、多くの困難を体験しました。
だからこそ断言できることがあります。
セカンドキャリアに現役時代の実績は関係ありません。
現役時代の実績があっても失敗する人はいるし、実績がなくてもセカンドキャリアで現役時代以上に輝く人はいます。これは僕自身の体験に加えて、友人・知人の人生を見ていて強く実感していることです。
僕のまわりには現役時代に実績をあげられなかった元格闘家でもジム経営を成功させている人がたくさんいます。一方で、実績のある有名なアスリートが飲食店を出して、すぐに潰れるというケースは後を絶ちません。
なぜ実績があってもセカンドキャリアを失敗するのでしょうか?
答えは簡単です。実績のおかげで引退直後は人が集まりますが、相手が求める中身が伴っていなければ人は離れていってしまうからです。有名格闘家がジムを開けば最初はファンが集まり、実績のあるプロ野球選手が飲食店を出せば最初はファンが行くでしょう。でも、「お金を払っただけの対価を受け取れない場所」と気づいたら、どんなにファンだとしても人は離れていくのです。
僕はプロキックボクサーを引退し、セカンドキャリアを歩みはじめてから今年で10年目を迎えます。セカンドキャリアのジム経営では、紆余曲折を経て、現在は恵比寿や駒沢にジムを5店舗、恵比寿にカフェを1店舗経営し、さらに事業を拡大している段階です。一時期の危機を乗り越え、現在、僕のセカンドキャリアは「発展期」に入っていると自覚しています。
そんな僕が今、「現役を引退した元アスリートがセカンドキャリアを充実させるためには何が必要ですか?」と聞かれたら何と答えるか――。
その答えをまとめたのがこの本『格闘家のセカンドキャリア論』です。
※続きは本書『格闘家のセカンドキャリア論』にて。
■目 次
はじめに
新田明臣 年表
1 現役時代とセカンドキャリア論 篇
セカンドキャリアをいかに早く考えはじめるか
僕が格闘技をはじめた理由
現役時代、リングに上がることができなくなったことも
生活費を稼ぐためにジム経営をスタート
セカンドキャリアを充実させるためには?
自分と向き合うことの重要性
「実績」がなくてもセカンドキャリアはうまくいく
現役時代の経験は全てセカンドキャリアに活かすことができる
現役時代に「人の繋がり」を広げておく
2 ジム創設 現役選手との「二足のわらじ」 篇
江古田でジム「バンゲリングベイ」をスタート
水道橋に2店舗目をオープン
トータル・ワークアウトとの出会い
「マンツーマントレーニング」と「格闘技エクササイズ」の誕生
現役引退。セカンドキャリアに専念
恵比寿にバンゲリングベイをつくる
借金2千万円を背負う
3 経営者に専念 篇
創業時に苦しむのは「経営あるある」
多くの先輩経営者から「潰したほうがいい」
モチベーションを保つことに全力を注ぐ
ジムは「ただの空間」ではなく「生きている場所」
ジム経営は「日々改善」が鉄則
多くの人が最初は「ごっこ遊び」からはじまる
4 発展を続ける現在 篇
バンゲリングベイの現在
少人数、高単価のジムへ
バンゲリングベイが流行った理由は「エネルギーの伝染」
「男の集団」からの脱却
「心発夢着」の精神
セカンドキャリアに「参考」はあるが「ルール」はない
おわりに
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