アマゾンのプライム・ビデオで『男はつらいよ』第1作(1969) からシリーズを順番に見ている。
ちなみに僕は両親の影響で、小学生(1980年代後半)の頃、毎年のように『男はつらいよ』と『釣りバカ日誌』の2本立てを映画館に見に行っていた記憶がある。
そんな僕が初めて『男はつらいよ』の第1作を見たのだが、これは義務教育の必修科目にすべきだと思いましたね。
人情どうこうも去ることながら、ストーリーは毎回、 丁寧な前フリ → 寅さんの期待通りの行動 → オチ という、言ってみればベタな笑いの繰り返しなのだが、わかっていても笑える骨組みの強さがある。
骨組みの強さをつくっているのは、山田洋次監督であり、寅さん演じる渥美清さんであり、まわりの豪華すぎる脇役たちだ。倍賞千恵子さんや前田吟さんの若い頃は惚れ惚れするほどの美男美女っぷりだし。
ベタって素晴らしいし、じつは何よりも大切だと、これを見て、改めて思い知った次第である。
構成の教科書みたいな映画だ。
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