ライターの雨宮まみさんが40歳で亡くなったと先日ニュースになった。

ライターの雨宮まみさん死去 「こじらせ女子」流行語に
http://www.asahi.com/articles/ASJCK5TG9JCKUCVL018.html



『女子をこじらせて』などの著書があるらしいが、僕は訃報で知るまでこの方を存じ上げなかった。

だが、「ライター」という自分と同じ職業の方の死(恐らく自殺)ということで、心がザワつき、雨宮さんがネットに書いた文章をいくつか読んだ。

40歳がくる!
http://www.daiwashobo.co.jp/web/html/mob/forty-years/backnumber.html




ここでは細かい感想は省くが、

僕が思ったのは、80~100歳の寿命が当たり前になっている今の日本では、「人間は40歳の寿命を二度生きる」ということ。


10代、20代の自殺と、40歳の自殺は次元が全く違う。


プロスポーツ選手を例に出すと、彼らは20代、30代で現役を引退し、「セカンドキャリア」を生きる。

要は、一度目の人生を終えて、二度目の人生を生きている。

でも、じつはスポーツ選手に限ったことではなく、多くの人が歳を取るとセカンドキャリアを生きるのだと思う。


僕は今、37歳。

自分も40歳を目前に控え、第二の人生へと突入していく感覚がある。

この感覚は10代、20代のときのように「青い春がこれからやってくる」という、キラキラしたものではない。

かといって、くすんだグレーでもないのだが、雨宮さんが「40歳がくる!」で書いている内容は、共感するものがある。



雨宮まみさん、安らかに眠ってください。

40年の人生、お疲れ様でした。