みんな大好き、「出版社、書店の行く末問題」。
先日も下記ニュースがちょろっと話題になってましたね。
リアル書店は消えるのか、模索する現場の本音 をサラッと読んで思うこと
http://news.yahoo.co.jp/feature/436
書店の行く末問題に関しては、今年3月に僕も下記の記事を書きました。
服屋と本屋のモデルルーム化について
http://blog.daikanyamabooks.com/archives/1053131551.html
要約すると、
・書店はモデルルームになってしまっている。
・書店の売り物は、本ではなく店員の人間力にすべき。
といったことを書いてあります。
僕は2012年に前職の出版社を退職しましたが、
出版社じゃなくて、書店に勤めていたとしても、辞めて、他の道を探してたと思います(仲間を集めて個性的な書店をはじめるとか、何かしら考えて)。
少なくとも一般的な書店で働き続けるという道はなかっただろうな。
それぐらい「書店で本を売る」という行為が難しくなってると感じているからです。
ここでまた書店に対するネガティブなことをアレコレ言うのは簡単なことですが、
何だか空しいことだし、もうそのタームは過ぎたと僕は思っているので、「どんな書店だったら行きたいか」を改めて考えてみます(店員の人間力以外で)。
・店主厳選の「小説」しか売らない。ハウトゥや啓発系のネタはネットに溢れている。ネットと戦わない。書店ではなく「物語を売る店=物語屋さん」になる。
・1円単位で値段順に並んでいる本棚。「今日は500円で楽しみたい」という気分のときは、500円前後のところで探すことができる。
・スタジアム状の店内で、中央のステージみたいなところでは書店員さんどうしが「オススメ本の紹介対決」をしている。
・入口でテキーラをショットで1杯無料でくれる。人は酔うと気持ちが大きくなる。ゆえに、なんだかわからないけど、いっぱい買っちゃう状態に。テキーラなんて安いものはめっさ安い。損して得とれ。
・専用アプリと連動して、店に入ると、スマホにチコーンと「今日のオススメ本は●●」とメッセージが届く。その人の検索データなどからオススメ本を導き出すシステム。
・IoT化した本を何冊か本棚に紛れ込ませておく。その本を本棚から出したり、ページをめくったりすると、店内にプロジェクションマッピングがはじまったり、映像が切り替わったりする。
タラタラと妄想をあげてみました。
みなさんは、どんな書店だったら行きたいと思いますか?
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