1文字ずつでも書き続けていけば必ず「本」になる
なかなか思い通りには進まないものの、何とか2人で少しずつ前へ進もうとしていた。
気が付けば、世の中はあっという間に2013年4月に入っていた。
この月の23日(水)に、ぼくは初めてエステティックグランプリ(第3回)を見るためにパシフィコ横浜へ向かった。
著者から話は何回も聞いていたが、初めて見るエスグラは予想以上の大イベントだった。
会場の入口には長蛇の列。
改めて、全国にこんなにもエステティシャンやサロンオーナーの方がいるのかと実感させられるのに充分すぎるインパクトだった。
著者はこの本をつくる過程で何度も言っていた。
エステティックサロンは人で決まる。スタッフで決まるんだ。
だから、そのスタッフたちが日々いきいきと働けるように、明確な目標や憧れになるような存在が絶対に必要なんだ、と。
その1つがまさにこのエスグラという大会で、今回の本の中でもとても重要な役割を担うものだった。
ぼくがここで語るよりも、完成した本の中から少し(だいぶ)長くなるが著者が考えるエスグラの役割について引用したい(pp.89-91)。
―――――
そもそも、エステティックグランプリとは何のための大会でしょうか?
一見すると全国のエステティックサロン、エステティシャンの中から日本一を決めるためだけの大会のように思われるかもしれません。
しかし、本質はまったく異なります。
1位を獲ることが真の目的ではなく、1位を目指すことによってサロンもエステティシャンも向上し、ひいてはエステティック業界全体が向上すること――これが一番大切なことであり、真の目的だと思います。
私たちフルーツルーツの場合は、どうだったのか考えてみます。
まず、グランプリを獲得する力がないとわかっていた第1回大会から参加しました。参加を決めた理由は2つ。①現状の課題を知り、レベルアップにつなげたかったから、②全国のサロンの中での自分たちの位置を確認したかったからです。
しかし、大会終了後、スタッフの口から自然にでてきた言葉は「あのグランプリファイナルのステージに立ちたい」「もっと向上したい」という自発的なものでした。想像もしなかった意外な副産物に私自身が一番驚きました。
実は、これがエスグラの真の力なのです。
私1人でスタッフに対するモチベートをこれだけできたか、と問われると正直難しかったでしょう。彼女たちはエスグラの会場で、全国の頑張っているエステティシャンと実際に出会ったことで、自ら努力することを決めました。
この状態になれば、オーナーである私がとやかく言う必要はもはやありません。
明確な目標ができると人の成長は加速します。その実例を私はこの目で見てきました。
オープン直後に店長を含む2人のスタッフが辞め、残った2人のスタッフで毎日必死に営業し、そこにエスグラのグランプリファイナルのステージに立つという具体的な目標が生まれ、とてつもない勢いで日々成長し、新たな素晴らしいスタッフも加わり、実際に1年後には目標を果たし、さらにはグランプリまで獲得する……。
こう書くと信じられませんが、私の目の前で本当に起こったことです。
―――――
「あのグランプリファイナルのステージに立ちたい」
「もっと向上したい」
エスグラは、第三者のぼくから見てもスタッフの方が自らの意志でそう思うのにふさわしい舞台だと感じた。
ぼく自身もエスグラを直接見に行って、本当に良かったと思う。
それは、誰に向けてこの本をつくるのか、誰に読んでもらいたい本なのか、誰の役に立ちたい本なのか、実際にその人たち(「なんとなく見えてきた目次建て」参照)を直接目にすることで、改めてリアルにイメージすることができるようになったからだ。
エスグラは、また2人で前進していこうと思わせてくれる力をくれた。
<つづく>
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なかなか思い通りには進まないものの、何とか2人で少しずつ前へ進もうとしていた。
気が付けば、世の中はあっという間に2013年4月に入っていた。
この月の23日(水)に、ぼくは初めてエステティックグランプリ(第3回)を見るためにパシフィコ横浜へ向かった。
著者から話は何回も聞いていたが、初めて見るエスグラは予想以上の大イベントだった。
会場の入口には長蛇の列。
改めて、全国にこんなにもエステティシャンやサロンオーナーの方がいるのかと実感させられるのに充分すぎるインパクトだった。
著者はこの本をつくる過程で何度も言っていた。
エステティックサロンは人で決まる。スタッフで決まるんだ。
だから、そのスタッフたちが日々いきいきと働けるように、明確な目標や憧れになるような存在が絶対に必要なんだ、と。
その1つがまさにこのエスグラという大会で、今回の本の中でもとても重要な役割を担うものだった。
ぼくがここで語るよりも、完成した本の中から少し(だいぶ)長くなるが著者が考えるエスグラの役割について引用したい(pp.89-91)。
―――――
そもそも、エステティックグランプリとは何のための大会でしょうか?
一見すると全国のエステティックサロン、エステティシャンの中から日本一を決めるためだけの大会のように思われるかもしれません。
しかし、本質はまったく異なります。
1位を獲ることが真の目的ではなく、1位を目指すことによってサロンもエステティシャンも向上し、ひいてはエステティック業界全体が向上すること――これが一番大切なことであり、真の目的だと思います。
私たちフルーツルーツの場合は、どうだったのか考えてみます。
まず、グランプリを獲得する力がないとわかっていた第1回大会から参加しました。参加を決めた理由は2つ。①現状の課題を知り、レベルアップにつなげたかったから、②全国のサロンの中での自分たちの位置を確認したかったからです。
しかし、大会終了後、スタッフの口から自然にでてきた言葉は「あのグランプリファイナルのステージに立ちたい」「もっと向上したい」という自発的なものでした。想像もしなかった意外な副産物に私自身が一番驚きました。
実は、これがエスグラの真の力なのです。
私1人でスタッフに対するモチベートをこれだけできたか、と問われると正直難しかったでしょう。彼女たちはエスグラの会場で、全国の頑張っているエステティシャンと実際に出会ったことで、自ら努力することを決めました。
この状態になれば、オーナーである私がとやかく言う必要はもはやありません。
明確な目標ができると人の成長は加速します。その実例を私はこの目で見てきました。
オープン直後に店長を含む2人のスタッフが辞め、残った2人のスタッフで毎日必死に営業し、そこにエスグラのグランプリファイナルのステージに立つという具体的な目標が生まれ、とてつもない勢いで日々成長し、新たな素晴らしいスタッフも加わり、実際に1年後には目標を果たし、さらにはグランプリまで獲得する……。
こう書くと信じられませんが、私の目の前で本当に起こったことです。
―――――
「あのグランプリファイナルのステージに立ちたい」
「もっと向上したい」
エスグラは、第三者のぼくから見てもスタッフの方が自らの意志でそう思うのにふさわしい舞台だと感じた。
ぼく自身もエスグラを直接見に行って、本当に良かったと思う。
それは、誰に向けてこの本をつくるのか、誰に読んでもらいたい本なのか、誰の役に立ちたい本なのか、実際にその人たち(「なんとなく見えてきた目次建て」参照)を直接目にすることで、改めてリアルにイメージすることができるようになったからだ。
エスグラは、また2人で前進していこうと思わせてくれる力をくれた。
<つづく>
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